忙しい年末年始も過ぎ、皆さま如何お過ごしでしょうか。食べ過ぎ飲み過ぎで体調を崩されてる方はいませんか?
今回は健康指標の一つとも言われている、便の性状についてお話します。
身体に取り込まれた水分や食物は消化管で消化と吸収を経て、便や尿で排泄されます。
理想的な便の形状はバナナ状といわれますが、その殆どの80%が水分、残りはわずかな食べカスや腸内細菌などが含まれています。
食物を摂取して短い時間での排便となれば下痢、長く腸に留まっていれば便秘になりやすいです。
水分が多ければ軟らかい便になり、水分が少なければカチカチの硬い便になります。
なので水分や食事の偏りが強いと胃腸に負担がかかり、バランスが崩れやすくなります。
便には身体の調子を知る情報が色々と隠されています。あまり見たくないものかもしれませんが、流す前に便を観察してみましょう。
チェックポイントは、形状、排便回数、排便量、におい、色などです。
形状
医療現場では、便の固さと形状の指標は国際的に使用されているブリストル便形状スケールが用いられます。
数字が小さいと便秘、数字が大きいと下痢となります。ブリストル便形状スケールが3~5の範囲が適切な排便です。

排便回数
1日1~3回、もしくは1週間に3回程度の回数なら正常範囲内です。
便の量
食事摂取量や種類によって違ってきます。植物性の食物を多く食べる人では便の量が多く軟らかい便で、肉類を多く食べる人では水分の少ない硬めの便をする傾向があるようです。
におい
肉食が多いときは未消化のたんぱく質などによって強いにおいを発します。
色
正常な便の色調は黄褐色です。
黄色:高度の下痢便などで見られます。
茶~茶褐色:食べ過ぎや飲み過ぎが考えられます。
濃褐色:便秘の時や肉類の多い食事で見られます。
黒色:上部消化管から出血している可能性があります。また、イカ墨料理や鉄剤などでも見られます。
赤色:痔や肛門裂傷による出血や、その他腸の病気が隠れている可能性もあります。
白色:胆嚢や肝臓疾患、感染症など以外にも脂肪分を多く摂り過ぎたときに見られます。
以上のように、様々な要因が便の性状に現れます。
観察を行うことで体調の変化に早く気付くことができ、日々の健康管理にも利用できます。
何か気になることがありましたら、一度当クリニックの受診をお勧めいたします。