みなさんこんにちは!
今回のブログでは大腸検査食「エニマクリン」についてご紹介します。
以前のブログでも話題に出たことがありますが、大腸カメラを受ける際に重要になってくるのが検査前の食事になります。
検査前日に消化にいいものを食べることで、お通じが出しやすくなり下剤を内服した際にお通じがお腹の中に残りにくくなります。
患者さんからは、
「便が残ってしまったせいでカメラを入れた時に十分に観察してもらえなかった...」
「下剤を2Lも飲んだのに便を出しきれなくてつらかった」
というお言葉を聞いたこともあります。
お通じの出しやすさは、もともとの体質や普段の生活、内服状況等からも影響を受けますが少しでも下剤内服時の負担を減らすために、今回は大腸検査食を紹介させていただきます。
当院では大腸検査食として、江崎グリコ社から出ている「エニマクリン」を採用しています。
3食分(朝食・昼食・夕食)が1箱にまとめられているタイプになります。

おかゆを中心とした柔らかい食感かつ消化にいいとされている食材を使用しています。
また水溶性食物繊維も入っており、消化の手助けをしてくれています。
そして検査食のメリットは消化にいいだけでなく、”簡単に食べられる”という点もあります!
パウチに入っているレトルト品なので温めるだけで食べることができます。
湯煎であたためることもできますし、お皿に出せば電子レンジで数分温めるだけで食べることができます。
ただここで心配なことといえば...
「検査に向けたものなので美味しくないのでは?」
「普段のご飯と比べると量が少なくすぐにお腹が空いてしまうのでは?」
と思ってる方もいらっしゃるのではないかと思います。
そこで今回は実際に検査食を試食してみました!
個人的な感想ではありますが、検討する際の参考にしていただければと思います。
朝食: 鶏と卵の雑炊
優しい味わいの雑炊です。量は300g入っておりかなり食べ応えがあります。
普段少食な方には少し多いくらいかもしれません。

昼食:大根とじゃがいもの鶏そぼろあんかけ+白がゆ
優しい味ですが大根にもじゃがいもにも味が染みており、おかゆもすすみます。
おかず180g+白がゆ180gとこちらも食べ応えがありました。

夕食:煮込みハンバーグ+白がゆ
ソースの味が濃く朝食・昼食よりもさらに食べ応えがあるように感じました!
昼食と量は同じで十分に満腹感を感じることができます。

3食とも量はあり、極端に少ないようには感じませんでした。もともと少食な方には少し多く感じるかもしれません。
味もしっかりとついているため、検査食といいつつも3食ともおいしく食べることができました!
また、今回は3食とも温めるタイプの「エニマクリン eコロン」を試食しましたが、
当院では「エニマクリンPO」という昼食がゼリーになっており、温められない環境でも食べられるタイプの検査食も準備しております。
お腹の状態やアレルギーなどによっては食べられない可能性もありますので、気になる方はぜひご相談いただければと思います。
大腸検査食の紹介は以上になります。
今後検査を受けられる方は是非参考にしてみてください!