検査 check

バリウム検査と胃カメラ、何が違うの? 検査の特徴と選び方について

こんにちは。朝晩の空気がひんやりと感じられる季節になりましたね。
食欲の秋ということで、美味しい食べ物がたくさん出回るこの時期は、私も大好きな季節です。
とはいえ、夏の疲れが残っていたり、つい食べ過ぎて胃の調子がなんとなく悪い…そんな方も多いのではないでしょうか。
年に一度の健康チェックとして、バリウム検査や胃カメラを検討される方も多いと思います。
今回は、この2つの検査の違いや、選び方についてお話しします。

●バリウム検査(上部消化管造影検査)の特徴
バリウム検査は、白い造影剤(バリウム)を飲み、X線で胃の形や動きを調べる検査です。
胃全体の形を把握しやすく、「大きな潰瘍」や「進行がん」の発見が得意です。
比較的短時間で終わるため、健診や人間ドックなどで広く行われています。
一方で、バリウム検査では直接胃の粘膜を観察できないため、小さな病変や初期の異常の発見には限界があります。
また、検査後はバリウムが腸に残ることで便秘やお腹の張りを感じることがあるため、水分を多めにとるなどの対策が必要です。

●胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)の特徴
胃カメラは、鼻または口からカメラを挿入し、胃の内部を観察する検査です。
最大の特徴は、粘膜の状態を直接観察出来ることです。
そのため、「小さな炎症」や「ポリープ」、「初期のがん」なども詳しく調べることができます。
必要に応じて組織の一部を採取し、病理検査に回すことが出来るのも胃カメラの強みです。
ただし、カメラを挿入する際に「オエッ」とする咽頭反射が起こることがあり、苦手に感じる方もいらっしゃいます。
また、鼻からの検査では、稀に鼻血や痛みが出ることもあります。

●どちらを選ぶべき?
目的によっておすすめの検査は異なります。
特に症状がなく、健診の一環としてスクリーニング目的で受ける場合は、短時間で終わるバリウム検査が適しています。
一方で、より詳しく調べたい場合や、小さな異常も見逃したくない場合は胃カメラがおすすめです。
ピロリ菌が陽性の方、家族に胃がんの既往がある方、胃の不調が長く続く方は、特に胃カメラをおすすめします。
最終的にはご年齢や体調に合わせて、医師と相談し、自分に合った検査を選ぶことが大切です。

●当院での内視鏡検査について
当院では、鎮静剤を使用し、眠っているような状態で苦痛の少ない胃カメラ検査を行っています。
「以前辛かった」「怖くて避けていた」という方も、安心して検査を受けていただけます。
検査は予約制となっておりますので、お電話または当院ホームページからのネット予約をご利用ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
季節の変わり目は体調を崩しやすい時期です。
美味しい秋の味覚を楽しむためにも、ぜひこの機会に胃の健康チェックをしてみてはいかがでしょうか。

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